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2021 新春 ジャムフォトギャラリー 蚤の市

お買い得!! フレーム、マット、中古写真集、雑誌、プリント用紙、ファイルなど。

貴重なビンテージプリントも!

●会期日時
1月9日(土) 10日(日) 12:00-18:00

※通常と閉廊時間が異なりますのでご注意ください。
※状況によって時間の変更や休業になることもありますのでご了承ください。

●当ギャラリーのコロナウィルス感染予防対策
・ギャラリー内の換気を行うため、基本的にドアを開放して営業します。

 そのため、騒音が入る場合がございます。ご了承ください。
・ドアノブ等は定期的に消毒を行います。
・ギャラリー入口には、消毒液をご用意しています。

●お客様へのお願い
・入口で手指の消毒をお願いします。
・マスク着用をお願いします。
・来場者が多い場合は、人数制限をさせていただくことがあります。
・商品を手に取ることもあると思います。ギャラリーでは衛生管理に注意を払い営業しますが、

 気になる方は手袋持参が安心かと思われます。

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Marilyn Monroe ©︎ The Bert Stern Trust

Past Exhibition

G.I.P.Collection Portrait Photography 

2021年1月19日(火) ~ 2021年1月31日(日) 12:00-19:00(日曜17:00迄) 月曜休廊

フランスの写真家ジャンルー・シーフ「ヌード・トルソー」よりシャーロット・ランプリング等

ドイツのファッション写真家F.C.グンドラッハが撮影した ゴダールやイブ・モンタン等

MGMの専属カメラマンC.S.ブルが撮影した女優グレタ・ガルボ&キャサリン・ヘップバーン

女優ヴィヴィアン・リーの専属カメラマンL.ウィリンジャーの作品

フランスの女流写真家ベッティナ・ランス「フィーメイル・トラブル」より

写真家及びプリンターとして活動したフランスのフィリップ・サルーンが撮影した女優エマ・ワトソン(ハリー・ポッター)やアフリカの写真家セイドー・ケイタ等

アメリカのファッション写真家バート・スタンが撮影した死亡する6週間前のマリリン・モンロー

マン・レイが撮影したローズ・セラヴィ(マルセル・デュシャン)等

約25点程を展示&販売いたします。

©︎ 2021 Yoshiteru Hagiwara

Past Exhibition

萩原昌晃写真展

 Baku 』

2021年2月16日(火) ~ 2021年2月28日(日) 12:00-19:00(日曜17:00迄) 月曜休

作家メッセージ

「油田による成長で新旧が混ざり合ったカスピ海西部に位置するアゼルバイジャンの首都バクー。

旧ソ連から独立した南コーカサス地方の3国は陸続きでそれぞれ宗教や文化も違う。2019年の春に訪れたアゼルバイジャンはイスラム教の国で首都バクーは古い街並みが残り、石油により発展した近代的な建物などが混ざった街で以前から訪れたいと思っていた。

第一印象は近代的な建物が続々増え、急成長すると同時に寂れた建物が多く貧しく哀愁漂うイメージだった。しかしよく目を凝らしてみると、道端にゴミなどもなく、貧しそうな物売りや物乞いも見当たらず、人々はエネルギッシュで、街は活気に満ち溢れていた。第二のドバイと言われる街中を、今だに修理を繰り返しながら走り続けている旧ソ連時代の車が行き交う。過去と現在、そして未来が混在する街を私はただひたすら歩き、その姿をとらえていった。」


萩原昌晃
 はぎわらよしてる

1987年生まれ。 2011年渡英後アシスタントなどを経てフリーランスとして活動。

写真展

2012年「Move By yourself」Tonnys gallery London

2018年「A.W.P Selection 2018-次世代を担う写真家たち-」リコーイメージングスクエア銀座

2018年 「Wonder Tokyo」AVA gallery Cape Town

2020年「フォトフィーバーinキチジョウジギャラリー」キチジョウジギャラリー

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©︎ 2021 Ikuko Tsurumaki

Past Exhibition

鶴巻育子 写真展

 夢 』

2021年3月23日(火) ~ 2021年4月11日(日) 12:00-19:00(日曜17:00迄) 月曜休

作家メッセージ

「人と会話しているとき、歩いているとき、そして写真を撮るとき、自分の行動がまるで他人事のように感じたり、人や物、あらゆることから切り離されたような感覚を覚える。これは過去の経験などがきっかけで起こる『現実感の喪失』『離人感』という誰にでも起こり得る、特に子どもに多く見られる一種の精神的な症状らしい。

私はこれらの症状を子どもの時分から周期的に繰り返し、数年前から再び頻繁に生じるようになった。人でも物でも目の前の光景が、現実と知りながらも夢を見ているようなリアリティのない曖昧な感覚の中にある。それは決して心地よいものではない。その中で写真を撮りプリントを作り、それらの像は明らかに夢ではなく現実であることを再確認する。

ある日夢の意味を調べると、睡眠中に持つ空想的な願望の他に『心の迷い 儚いこと 頼りないこと』とも記されていた。迷いながら彷徨う私が撮る現実は、まさに夢の中の儚い光景だったのだ。

*写真集『夢』A4ソフトカバー56P 3,000円(税別) JamBooks販売サイト

鶴巻育子 つるまきいくこ

1972年東京生まれ。写真家、Jam Photo Gallery主宰。広告代理店在職中に写真を学び、ブライダル写真事務所に勤務した後カメラマンアシスタントを経て独立。広告写真、カメラ雑誌の執筆の他、写真講師など幅広く活動。個展・グループ展多数開催。

http://www.ikukotsurumaki.com

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©︎ 2021 Cooni           

Past Exhibition

Cooni Photo Club 写真展

2021年4月20日(火) ~ 2021年4月25日(日) 12:00-19:00(日曜17:00迄) 月曜休

デザイナー・イラストレーター・写真家である子鬼さん(秦直樹)のもとに写真好きの仲間が集まった写真グループです。

石川和孝   インテリアデザイナー
大久保ミケ  介護福祉士
ケイ鷹嶌   ジャム屋
子鬼(秦直樹) デザイナー・イラストレーター・写真家
久保井康雄  美容師
清家正信   写真家
杉本直子   ヨーガ案内人
茶子     Bar茶子 店主
平岩喜信   作曲家
広瀬正巳   グラフィックデザイナー・イラストレーター・写真家

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©︎ 2021 Hiroaki Hasumi

Past Exhibition

蓮見浩明作品展

『 Samadhi -瞑想の宇宙- 

2021年5月4日(火) ~ 2021年5月16日(日) 12:00-19:00(日曜17:00迄) 月曜休

Samadhi(サマディ)は14世紀から禅宗寺院に伝わる枯山水庭園をモチーフにしたデジタルアート写真のシリーズ作品です。Samadhiとはサンスクリット語で深い瞑想状態のことを言います。蓮見浩明は石組と白砂だけで作られた枯山水で自らも瞑想し、そこで受け取った古代からのメッセージを現代的な解釈でひも解きました。そして「世界が苦悩の中にある今こそ、明るい未来のために瞑想し想像することが大切である」と訴えます。最小限のものから最大限の想像を生み出すことにより、さまざまな問題解決の糸口も見つけられることを示唆しています。

蓮見浩明 はすみひろあき

1960年埼玉県生まれ。SAMURAI FOTO会長。被写体の中に隠れた日本人の霊性を探りながらデジタル技術を駆使した表現方法で、伝統と現代の融合を探求しています。https://www.hasumi.photography

http://samurai-foto.jp

主な展示履歴

2021 グラヴニープロスペクトギャラリー/エカテリンブルグ ロシア

2020 SAMURAI FOTO グループ展/東京

2020 エルータ現代アート美術館/サンクトペテルブルク ロシア

2019 シャット―ギャラリー国際写真展/ロサンゼルス アメリカ

2019 ノボシビルスク国際写真際/ノボシビルスク ロシア

2019 BID アートスペース/ペーサロ イタリア

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©︎ 2021 Motohiko Hasui           

Past Exhibition

蓮井元彦写真展

​『 マリアンナ 』

2021年5月18日(火) ~ 2021年5月30日(日) 12:00-19:00(日曜17:00迄) 月曜休

8月の暑い一日。場所は小さな湖の湖畔。

写真家とモデルがそこで描いたのは、いわば、写真を仲立ちとした、人どうしの、純粋なやりとりのようなものだ。写真家は日頃、多くのタレントやモデルに出会っている。しかしマリアンナに動かされたのは、そのみずみずしさ、透明感あふれる美しさゆえではない。

生まれや年齢や性差をよそに、人の何かが別の人の何かを揺さぶることがある。家族でも友人でも恋人でもない。その名状し難い「やりとり」のようなもの。それを促すのが写真という仕組みであり、ある特別な日、場所がそこにまるで必然があったかのように交わって行った。

「と或る年のと或る日にどうして僕はマリアンナという人と山梨の湖畔にいるのだろうか。人と人が出 会いともに時間や空間を共有するということは不思議なことだと思った。それはいつか記憶となって 心の中に残るのだろうか」(作者のことばから抜粋)

モノクロ、カラープリント約20点を展示、販売。
ZINE『MARIANNA』(3000 円+税)を販売。

展示企画:池谷修一

蓮井元彦 はすいもとひこ

写真家 1983年生まれ、東京都出身。2003年渡英。Central Saint Martins Art and Design にてファンデーション コースを履修した後、London College of Communication にて写真を専攻。2007年帰国。国内外の雑誌や広 告などで活動するほか、作品制作を行う。

2013年、自身初となる写真集『Personal Matters』をイギリスのパブリッシャーBemojakeより発表する。主な写真集に『Personal Matters』, 『10FACES』, 『10FACES 02』, 『Personal Matters Volume II』, 『Yume wo Miru』, 『Deep Blue - Serena Motola』, 『吉岡里帆写真集 so long』, 『for tomorrow』がある。また、2019年にはG20大阪サミットにて京都・東福寺で行われたTea Ceremonyに際し制作された図録を手がけるなど活動は多岐にわたる。

https://motohikohasui.com/

個展
2020 Ura-Yama / 裏山, Banshan Gallery, Tokyo
        Torakichi / 寅吉, CANDLE CAFE & Laboratory ΔII, Tokyo

        for tomorrow / 明日へ, QUIET NOISE arts and break, Tokyo 

2018 Personal Matters Volume II, QUIET NOISE arts and break, Tokyo 

        Deep Blue ‒ Serena Motola, AL, Tokyo

2017 Yume wo Miru, artless appointment gallery, Tokyo
2015 10FACES 02, Panof, Tokyo
2014 Personal Matters, Place M, Tokyo
2013 10FACES, Gallery Common, Tokyo

 

グループ展
2020 きみをおもう / for animals by humans, Same Gallery, Tokyo
   Personal Matters Polaroids / Polaroid Stories, Zakura, Tokyo
2016 あなたの水になりたい / anata no mizu ni naritai, ROCKET, Tokyo
2015 Art photograph group show, Recto Verso Gallery, Tokyo
2011 Secret, Ricoh Ring Cube, Tokyo
        Kioku no Sakura, New York Photo Festival
        Kioku no Sakura, Tokyo Photo
        Editor’s Choice 2011, Ricoh Riing Cube, Tokyo
2010 Style, Gallery 21, Tokyo
        101 Allegories and words to represent the world, Primo Piano Living Gallery, Italy

出版
2020 Personal Matters Polaroids, self-published, Tokyo

        for tomorrow, Libro Arte, Tokyo
2019 Personal Matters Volume II, Bemojake, London
2018 so long ‒ Riho Yoshioka Photo Book, Shueisha, Tokyo

        Deep Blue ‒ Serena Motola, Self-published
2016 Yume Wo Miru, Bemojake, London
2015 10FACES 02, W
2014 Personal Matters, Bemojake, London
2013 10FACES, super sonic, Tokyo

関マリアンナ せきまりあんな

2000年長崎県生まれ。福岡県育ち。高校時代からモデル活動を始めて、2019年から東京でモデルとして活動を開始。アメリカと日本のハーフ。雑誌、ファッションショー、MV、広告などで幅広く活躍している。 

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2021 ジャムフォトギャラリー 夏の蚤の市

お買い得!! フレーム、マット、中古写真集、雑誌、プリント用紙、ファイルなど。

​​

●会期日時
7月  9日(金) 12:00-18:00

7月10日(土) 12:00-18:00

7月11日(日) 12:00-17:00

※通常と閉廊時間が異なりますのでご注意ください。
※状況によって時間の変更や休業になることもありますのでご了承ください。

●当ギャラリーのコロナウィルス感染予防対策
・ギャラリー内の換気を行うため、基本的にドアを開放して営業します。

 そのため、騒音が入る場合がございます。ご了承ください。
・ドアノブ等は定期的に消毒を行います。
・ギャラリー入口には、消毒液をご用意しています。

●お客様へのお願い
・入口で手指の消毒をお願いします。
・マスク着用をお願いします。
・来場者が多い場合は、人数制限をさせていただくことがあります。
・商品を手に取ることもあると思います。ギャラリーでは衛生管理に注意を払い営業しますが、

 気になる方は手袋持参が安心かと思われます。

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©︎ 2021 Soichi Kiyooka

Past Exhibition

Jam Photo Gallery Selection

清岡惣一作品展  

2021年8月3日(火) ~ 2021年8月22日(日) 12:00-19:00(日曜17:00迄) 月曜休廊

清岡惣一氏を知る人物から話を聞くと「とにかく厳しかった」「物静かな人だった」と口を揃えます。写真評論家の三輪映子氏も「頑固なまでのシャイでなかったら、人並みに自分をアピールしていたら、特異な個性的な作家として、もっと知られていたのではなかったか。」と清岡氏について語っておられますが、現在、清岡惣一という写真家を知る人が少ない理由はそこにあったのかもしれません。


「超ワイドの描写を好んだ。オレンジや赤のフィルター、赤外フィルム、暗室でのいろいろな操作。(中略)作品は一見して奇怪、時に諧謔性を帯びるけれども、画面の奥から禍々しいものが吹きつけてくる感じはしない。清岡氏の興味は、被写体のもつ意味を追求することよりも、被写体に託してなにかを語ることよりも、もっぱら奇妙な形や異様な質感を印画紙上に表現することにあったと思われる。」三輪映子氏が清岡惣一作品集に寄稿したテキストから、清岡氏の写真への拘りと作品の特徴が伝わってくるかと思いますが、今回膨大な量のヴィンテージプリントの中から、ソラリゼーション、ネガ反転、多重露光、ネガ合成、スーパートリミングなど、得意としていた暗室作業の独特な手法を用いた作品を中心に優れたプリンターでもあった清岡氏の貴重なビンテージプリントを展示、販売いたします。

 

協力:鷲巣佳子(旧姓清岡桂子)・新山洋一(株式会社 コスモス インターナショナル)

清岡惣一 きよおかそういち
1915年 高知市生まれ。
1934年 上京、東洋通信機(株)入社。
1936年 写真クラブ「パーレット同人会」に入会。濱谷浩氏、秋山青磁氏、新山清氏らと出会う。
1951年 (株)東京商業写真入社。コマーシャルフォトに従事。
1964年 (株)東京商業写真退社。フリーの写真家として活動開始。長女の名前をとって「桂フォト」を

           設立。コマーシャルフォトの傍ら、アマチュアの指導を始める。
1965年 旭光学のカタログやポスター用の製品写真、ペンタックスギャラリー催事記録などを晩年まで

           担当。
1991年 逝去 享年76歳。

写真展

1971年「自然」宇都宮・新うえのギャラリー

1975年「私の風景」ペンタックスギャラリー

1977年「雪と氷の湖畔・日光中善寺湖」ペンタックスギャラリー

1994年「Two Voices from Japan」ニューヨークICPミッドタウン *岩崎秀一と二人展

            ICP Soichi Kiyooka

写真集

1993年「清岡惣一の世界」日本カメラ社

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Past Exhibition

大和田良ゼミ13期修了展
『 ROWS13.exhibition 』 
 

2021年8月31日(火) ~ 2021年9月5日(日) 12:00-19:00(日曜17:00迄) 月曜休廊

第13期となる大和田ゼミは、コロナ禍の影響により場所を神保町のインプレスフォトスクールから目黒のJam Photo Schoolへと移し活動を再開しました。これまでスライドショーでの成果発表を修了展としてきましたが、今回は実際の展示を以って発表を致します。


大和田ゼミにおいては、写真の新しい可能性や探求を目的とした、実験的な制作や思考のプロセスそのものを第一の成果としています。そのため、作品の中にはまだ研究や制作の途上にあるものも含まれるでしょう。展示においては、そのような修了生それぞれの制作に、訪れていただける皆さまの観る側からの視点や言葉を重ねて頂ければと思います。

 

大和田ゼミ13期(順不同)
くぼたけいこ 清水善規 塩田令子 高知尾享 石井陽子 川越貴恵 小林美妙子

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© 2021 Yoko Hosoda

Past Exhibition

鶴巻育子ゼミ修了展
『 Ikuko Tsurumaki Work Shop Exhibition 』 
 

2021年9月14日(火) ~ 2021年9月26日(日) 12:00-19:00(日曜17:00迄) 月曜休廊

鶴巻育子ゼミでは、受講生が個々にテーマを設け半年間で一冊のブックを完成させることを目的としていますが、今期のゼミではスタートから展示も目標のひとつとして活動してきました。ひとつの表現を完成させるには半年と言う時間は短いですが、その期間にそれぞれが自分の写真と向き合い、撮影、ステイトメント、レイアウトまで「見せること、伝えること」を意識して制作を行いました。

中村真弓 細田葉子 山口ひろみ 山下雅実 ​鶴巻育子

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© 2021 Kiyoshi Niiyama

Past Exhibition

新山清生誕110年記念

Jam Photo Gallery Selection

ベークライトカメラ スタート35 新山清写真展
2021年10月12日(火) ~ 2021年10月24日(日) 12:00-19:00(日曜17:00迄) 月曜休廊

トイカメラ/ベークライトカメラ/子供カメラなどと呼ばれた「スタート35」は、1950年一光社が開発・発売し大評判となり、数多くの機種が生産されました。にも関わらず当時のネガを所有している人は多くありません。『私のカメラ初体験 現代カメラ新書No.16』(朝日ソノラマ・1976年)によると森山大道氏の初めてのカメラはスタートカメラだったらしく「そのカメラで写した写真の一枚すら手もとに残っていないことは、やはりとても残念な気がします。」と記載されていました。

 

新山清氏独特の視点とトイカメラらしい軽いフットワークによって撮影された素朴な街の様子、構えることなく優しい眼差しで写る人々の姿が多く写っています。また、新山清本人が被写体となっている写真など、一部息子の洋一氏による撮影も含まれています。トイカメラならではの風景と時代の切り取りをお楽しみいただける構成となっています。今回、新山清が残した800枚以上のネガから、Jam Photo Galleryセレクションとして、モダンプリント、作品集を販売いたします。

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© 2021 Yoshinori Kamei

Past Exhibition

亀井義則写真展

『 相去 〜あいさり〜 
2021年11月2日(火) ~ 2021年11月14日(日) 12:00-19:00(日曜17:00迄) 月曜休廊

人はある時自分のルーツを知りたくなるものです。亀井義則もその一人で、幼い頃育った岩手県・相去に約40年振りに訪れました。当然その土地は過去の場所となり、亀井は訪問者となっていたことに改めて気付かされます。

「時は過ぎ、そんな生活に慣れきった私は相去を訪ねる事にした。山奥にもコンビニがある時代だ。少しくらい便利になっただろうという期待は外れ、廃墟となった商店が連なり、人を見かける事も殆どない。父が勤めていた工場だけが煙を吐き続けていた。至る所が舗装されて余計寂しさに拍車をかける。友達の行方は知れず、地元の人とすれ違っても、どう話しかけたら良いのか分からない私の想いとは関係なく、過去の住処は薄れゆく思い出のように、ひっそりと土に還るのを待っているようだった。」

*ステイトメントより

亀井義則 かめいよしのり
1966年東京出身 バライタ印画紙「月光」の製造開発に関わっていた祖父の影響で写真を始める

2010年 第10回 リコー フォトコンテスト 「new angle , new day ~私の視点~」 優秀賞

2012年 個展 「巴里 ~光との出会い~」 下北沢 BALLON D'ESSAI

2013年~17年 グループ展 AYPC(ALAO YOKOGI PHOTO CLUB)「DEARLY DAYS」

2019年 リコー「GR LIVE!東京」出演

2021年 GR☆Clubグループ展「架空の街〝G〟」

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© 2021 Yumi Ishino

Past Exhibition

石野祐美写真展

『 臍の緒 』
2021年11月30日(火) ~ 2021年12月19日(日) 12:00-19:00(日曜17:00迄) 月曜休廊

「私は母の事が嫌いだ。

 母はフィリピン人で首都のマニラで生まれた。何人かいる兄弟の長女で、勉強や家事のかたわら、下の子たちの面倒を見て、仕事の手伝いまでしていた。家族が多く生活が大変だった中、家計を支えるため日本に出稼ぎに来た。不法入国し、不法就労だったが、フィリピンパブで働きながら日本語を覚えたという。そして父と出会い、結婚。私が生まれた。昔は母の事が好きだった。私が幼い時もフィリピンパブで働いていたが、化粧をしてきれいな服を着た姿で仕事に行くのが自慢だった。

 

 私が成長期になり、胸が膨らみ始めると、母は異常に私の体を触るようになった。さらに言動までも不快感を覚えるようになった。それから私は母への態度を変えた。触られれば突き飛ばし、罵声をあびせた。だが、やめてくれることはなかった。嫌がる私に反して、母は徐々にヒステリックになり、怒鳴ることが多くなった。母も私も異常なまでに執着し、関係も壊れていった。

 

 母は突然、家を不在にしていた時期が一年か二年ほどあった。家の中は母であふれていて、母がいない空間であるはずなのに、常にいるような感じがしていた。父と一緒に母の服やカバンをたくさん捨てた。まるで母が死んだかのように。それまでは母のいない空間を撮りためていた。母が帰国してからは、それはひどく怒られた。

 

 母の私物や家の中を撮影することが多く、なかなか本人を撮る気にはならなかったが、一年ほど前なんとなくカメラを向けてみた。私と母の間に何かつながった気がした。それはきっと親子である「血」だろうか。私と母の今の関係は何かと聞かれれば、それは今もわからない。ただ、昔へその緒でつながった母子であることには間違いないのだ。」

石野祐美 いしのゆみ

1995年生まれ。東京工芸大学芸術学部写真学科卒業。在学中に母親を題材にした作品を撮り始める。日本写真企画で編者として勤務後、写真家として活動を開始。PITCH GRANT 2021 ファイナリスト。

https://yumiishino.tumblr.com
https://lalalaaa.base.shop

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